尿漏れの診察に、病院に行こう…

あれ?何科にかかれば良いのでしょうか?

今回は、尿漏れの治療に関する疑問について深掘りしていきたいと思います。

尿漏れは泌尿器科にいこう!

ズバリ答えは、男性の尿漏れは「泌尿器科」です。

なぜなら、男性の尿漏れの原因は主に前立腺肥大があるからです。ですから、泌尿器科の専門家にみてもらうのが一番なのです。

近くに内科しかないからと言う方も、最終的には紹介状を書いてもらい泌尿器科にいくことになるでしょう。

ちなみに、女性の場合は産婦人科か泌尿器科になります。

理由は、出産による骨盤底筋のゆるみによる尿漏れがあるからです。

ですから、出産してから1年以内だと女性は産婦人科が良いと言われています。

治療法は原因によって変わる

では、泌尿器科ではどのような治療をほどこすのでしょうか?

治療法は、原因によって異なります。

尿漏れの原因は大きく分けると以下の3つです。

  1. 骨盤底筋の衰え
  2. 過活動膀胱
  3. 前立腺肥大

それぞれの治療法を分けて説明していきましょう。

骨盤底筋の衰えの場合

まず、骨盤底筋の衰えが原因の場合です。

この場合は、骨盤底筋トレーニングという簡単な筋トレ方法を実施することになります。

骨盤底筋トレーニングは、肛門をキュッと占めた状態でキープする練習をするものです。

病院によって、詳細なやり方は変わります。

主治医や理学療法士にしっかりと教えてもらい実施してみてください。

過活動膀胱の場合

過活動膀胱が原因の場合は、膀胱訓練というものを実施します。

これは、尿意を感じてから意図的に排尿を我慢する訓練です。

徐々に我慢する時間を伸ばしていって2時間ていど我慢できるようにしていきます。ちょうど映画一本分くらいの時間です。

前立腺肥大の場合

前立腺肥大が原因の場合は、前立腺の状況に応じた治療が施されます。

治療方法は、以下の3つです。

  1. 保存治療
  2. 薬物治療
  3. 手術治療

保存治療とは、現在の状態で不快・問題症状が出ないようにするための生活改善指導のことを言います。

経過観察をしながら、

・刺激が強い食べ物の制限

・コーヒやアルコールを控える

・長時間座った状態でいない

・下半身の冷えをさける

といった日常生活の改善を習慣化していきます。これによって、尿漏れの症状悪化を防ぐのです。

薬物治療の場合は、以下の2種類のどちらかの方向で治療が進みます。

  1. 前立腺の平滑筋を緩めて尿道を広げる
  2. 前立腺を小さくする

それぞれの方向で治療薬が変わってきます。症状によって主治医が判断して実施するのが一般的です。

また、薬物治療で症状が改善しない場合は手術治療を実施することがあります。

手術の種類は

  1. 開腹手術
  2. 内視鏡手術

の2つがあります。

今では体の負担の小さい内視鏡手術が一般的です。

治療期間

各種治療法を知っていただけたと思います。

では、それぞれの治療法がどれくらいの治療期間が必要なのかを説明していきましょう。

骨盤底筋トレーニングに必要な期間

骨盤底筋トレーニングは、一般的に2~3か月ほどかかると言われています。

骨盤底筋も筋肉の一種ですから数日では効果がでてこないものなのです。

若い人や前立腺肥大が原因でない人は高い確率で尿漏れが改善される傾向があります。ですから、是非実施してみてください。

ただ、トレーニングをやめてしまうと尿漏れが再発することもあります。

ですので、定期的なトレーニングの実施を心がけましょう。

膀胱訓練に必要な期間

膀胱訓練に必要な期間も、約2~3か月と言われています。

最初は5分間の我慢から始め、それを1週間継続します。それが難なくこなせるようなら、次は10分間の我慢を1週間続けていく形になります。

どんどんクリアできる人は1か月くらいで2時間我慢できるようになる人もいるようです。

ですが、そういう人は稀だということを覚えておきましょう。

薬物療法に必要な期間

前立腺肥大の薬物療法の場合は、長期にわたって服用することが多いです。

尿道を広げる薬物治療の場合、尿漏れが改善するのは1週間以内と早いです。ただ、飲み続ける必要があることもあります。

一方、前立腺を小さくする薬物治療の場合は、効果があらわれるまでかなり時間がかかります。

1年の服薬で4分の1程度になると言われていますが、肥大の度合いによって継続する期間が変わってきますので一概には期間が定まりません。

手術に必要な期間

手術に必要な期間は、内視鏡手術の場合、4~10日程度と言われています。

内視鏡は施術するときにつく体の傷が小さいため、数日での回復が可能となっています。

開腹手術の場合は、傷が大きくなるため2~4週間くらいかかることが多いです。

心配するより病院に行こう

前立腺肥大の治療法で「手術」とご紹介したので病院に行くのが嫌になったかもしれません。ですが、安心してください。

軽症の尿漏れであれば、骨盤底筋の衰えが原因のことが多いです。

また前立腺肥大でも早期であるならば薬物療法で対応できることが一般的です。

問題なのは重症化してから受診することです。そうなると、手術の可能性もでてきます。

ですから、尿漏れが起きたなら早めに病院に行きましょう。