たかが尿漏れ、されど尿漏れ。

ひどい「尿漏れ」は社会生活を送る上で障害となりえます。

軽症の場合は、下着を多少汚す程度で済みますが……

ひどく尿漏れになるば、ズボンにもしみてしまい他人に気付かれてしまうこともあります。

そうなってしまっては大事です。

こうなる前に、まずが「尿漏れの対策や予防」について知っておいて損はないでしょう。

尿漏れの予防について

尿漏れを予防するためには、「尿漏れの原因を起こさない、もしくは進行させない」ようにする必要があります。

尿漏れの原因は、「骨盤底筋の衰え」「過活動膀胱」「前立腺肥大」ですので、それぞれ分けて予防策を説明していきます。

骨盤底筋の衰えの予防

骨盤底筋の衰えが起きる理由は、「老化」「肥満」「便秘」「運動不足」です。

これら全てに共通して効果的な予防策は「運動」です。

理由は以下となります。

・運動することにより筋力が維持され老化が遅くなる
・定期的な運動は肥満改善に効果がある
・身体を動かすことで腸も活発になりやすく便秘が解消される効果がある。(ただし、おおめの水分補給を忘れないこと)

ちょっと息が上がる程度の有酸素運動を継続的にやるようにしましょう。

無理して毎日長時間やる必要はありません。週2~3回15分から30分を目途に取り組むのが良いでしょう。

また効果的に骨盤底筋を鍛えるには「筋トレ」がおススメです。

骨盤底筋を鍛える方法は何種類かありますが、今回は簡単かつ手軽にできる方法をご紹介しましょう。

それは「肛門を意識的に締めて5秒キープ。その後、1分ほど脱力。これを一日5回ほどやる」というものです。

立った状態でも、座った状態でも、寝ころんだ状態でもかまいません。

気が付いたときに肛門を締めるようにしてみてください。それだけでも、骨盤底筋の筋力アップに効果見込めるでしょう。

過活動膀胱のついて

次に過活動膀胱の予防について紹介しましょう。

過活動膀胱になる原因は、「心的要因」「骨盤底筋の衰え」「前立腺肥大」です。

では詳しく説明していきましょう。

心的要因による過活動膀胱の場合は「膀胱訓練」がおススメです。

これは、「尿意を感じてから我慢する」という時間を計画的に作り、徐々に伸ばしていくというものです。

簡単に説明すると手順は以下の通りです。

(1)尿意を感じてから毎回5分間我慢するようにする。

(2)5分間我慢を1か月間できるようになったら、次は10分を目標にトライする。

(3)10分を1か月できたら15分、20分とのばしていく。

(4)最終的には2時間程度まで我慢できるようにチャレンジする。

自分のペースで徐々に我慢できる時間をのばしてみましょう。

ただ、心的要因以外の要因を持っていると我慢することができないです。

「計画的に膀胱訓練をしてもダメだ」という場合は、他の病気が関係している場合があります。

そんな時は、しっかりと病院で調べてもらいましょう。

また、骨盤底筋の衰えから来る過活動膀胱は上述したように運動や筋トレと併用しながら膀胱訓練していきましょう。

前立腺肥大の予防方法は後述いたします。

前立腺肥大の予防について

続いて、男性特有の症状である前立腺肥大の予防について説明していこうと思います。

ただ、前立腺肥大は、原因が解明されているわけではありません。

色々な説がある中、有力とされるのはホルモンバランスの乱れにより肥大が起こるものと言われております。

結果、規則正しい生活と適度な運動を継続し、身体機能を正しく保つことが大事というのが予防になります。

過度のアルコール摂取や、刺激物を大量に食べるような生活は控えましょう。

男性は、激辛ラーメンが好きな人が多いです。頻繁に食べていくと色々な不調に見舞われますので注意してください。

尿漏れになってしまった時の対策

このように尿漏れに対する予防方法はいくつかあります。

ただ、それを実施していても尿漏れが起きてしまうことも少なくありません。

そこで、尿漏れが起こってしまった後の対策をご紹介していこうと思います。

具体的な対策は以下の通りです。

・尿漏れシート・パットを活用する。

・尿漏れ用パンツを着用する。

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

尿漏れシート・パットを活用する

まず最初に「尿漏れシート・パット」です。

これは軽い尿漏れにお悩みの方におススメする対策です。

シートとパットは呼び方が違いますが、どちらも現在使用している下着に装着できる給水シートになります。粘着テープで固定されるものがほとんどで、つけている違和感はあまりありません。

ただ、ブリーフやボクサーパンツなどピタッとした下着でないと、能力を最大に引き出せない場合があります。

ですので、トランクス愛用者の場合は注意が必要です。

尿漏れの程度によって、吸収率の大きいものや漏れないようにギャザーがついているものがありますので、あなたに合ったものを選んでください。

また消臭機能がついているものもありますので臭いの心配をする必要がなくなります。

尿漏れ用パンツを着用する

そして、尿漏れが進行してしまった人には「尿漏れ用パンツ」がおススメです。

こちらのタイプは医療用や介護用のパンツといったイメージとは全然違います。外見は普通のボクサーパンツのような形になっているため、普段着用していても誰にも気づかれません。

パンツの内部には給水機能がついているため、尿漏れが起きても服に尿がしみてきません。

これなら安心して日常生活を送られるでしょう。

ただ、通常量の排尿が起きるなど大量な給水はできません。そのような重度の尿漏れ・失禁の場合は医療・介護用パンツを検討していただく必要があります。

昨今は薄手のタイプが販売されているので、「服の上からはおむつをしているとばれる」ということは少ないです。

そのため、活用している人は増えています。状況に応じながら自分に合った対策を選んでみてください。

現実を受け入れることも大事

尿漏れというのは老化現象でもあります。

ですから、完璧に回避することは難しい側面をもっています。そのため、いつかは受け入れるような心持でいるのが良いでしょう。

ただ、日頃の過ごし方を少し変えるだけで予防ができ、発症を遅らせることが可能です。

いつから始めても遅くありませんから、今日から予防策をチャレンジしてみてください。

また、尿漏れが始まってしまってもシートやパット、パンツなどの対策用品が必ずあります。

昨今は周りが気づかないようなものばかりですから積極的に取り入れてみてください。